コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1235回 ピルボックスハット




昨日のコラムに書いたKさんのドレスに
「四角くて、頭にチョコンとのっける……
こういう帽子(手振りつき)をかぶると
かわいいと思う」とかって
コーディネート談義をしていたものの、
帽子の名前がそのとき
どうしても思い出せなくて(泣。

(こういうときは、そのままにしないで
思い出すまで追及するとボケ防止になる、
という説が……)

しかし、思い出したわよ!

Pillbox hat よ!
ピルボックスハット!

こういう感じの↓

リボンがついてるタイプも↓

ピルボックスハットと言えば、
ジョン・F・ケネディ夫人だった
ジャクリーン・ケネディ(1929〜1994)
ですよねええ。

アタシ所有の『ファッション事典』には、
オレグ・カッシーニのピルボックスハットを
身につけたジャクリーン・ケネディと
カッシーニのデザイン画↓
が掲載されております。

20151006_ph01

ちなみに、
『ファッション事典』、写真やイラストが
豊富で気に入っているんですが、
アタシ所有のは、
1988年発行の平凡社版で、
これがなんかどうも校正がゆるいみたいで、
やや誤植誤訳等があって、
いまひとつ信用できない……。

訳者が同じなので、
こちら↓に改訂されてるんだと推測。

ピルボックスは、
ジャクリーン・ケネディが
1961年のパリ公式訪問の際に身につけて、
60年代に大流行したんだとか。

映画タイトルは
今、思い浮かばないんですが(苦笑、
オードリー・ヘプバーンも、
ピルボックスをかぶってたような気が
するんだけど(↓この表紙の帽子も
ピルボックスと呼んでいーのか?)。

ジャクリーン・ケネディと
オードリー・ヘプバーンは、
60年代ファッションの2大アイコンですが、
60年代ファッションには
帽子がかかせませんよねえ。

1963年生まれのアタシも
子どものころの写真は、
やたら帽子をかぶってるんだよね。

既成服に子ども服というジャンルが
まだ確立してなかったために、
大人のファッションのミニチュア版
だったせいですね。

そして、70年代に突入すると、
いきなりヒッピーファッションが流行して、
ファッションはカジュアル化。

以降、坂を転げ落ちるように、
服装はカジュアルになって
現在にいたるわけですね。

60年代ファッション、
アタシも好きなんですが、
フォーマルとか正統派の洋服が好きだというより、
洋服を作ることがあたりまえだった時代の
香りが好きというか、
作ることで洋服というものを
学ぼうとしていた時代の空気が好きなんだよねえ。

ま、そんなわけで、
ピルボックスが登場する帽子の本を
紹介しときましょう。

●1950〜1980年代のモードな帽子の本↓

●クラシックタイプの帽子の作り方の本↓

●古代エジプトからの帽子を年代順に
イラストで掲載している本↓

*****

コウ先生の刺繍はInstagramで↓

Instagram

*****

コウ先生のLINEスタンプ第3弾
「猫のマリコ」堂々発売中!

14
(↑クリックすると販売ページに飛びます)

*********************
コウ先生のお気に入りリスト↓
●洋裁手芸リスト
●キッチン器リスト
●ミシンリスト
●猫リスト
●美容リスト
●食リスト
●靴リスト
●雑貨家具リスト

*********************
コウ先生画、LINEスタンプ発売中です!
↓クリックすると購入ページにリンクします。
banner01_300px

banner02_300px

iPhoneでのLINEスタンプの買い方はこちらで!
 

*********************
2014/10/21に開催された、
ワタナベ・コウの和光大学での講演
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス」の、
当日配布資料のpdfファイルです↓
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス

*********************
コウ手芸部
コウ手芸部Google+
ワタナベ・コウの子ども手芸教室
●FB裁縫女子宣言!
●FB「裁縫する女」と近代日本
●pixivワタナベ・コウ
ワタナベ・コウの楽天myページ
クレヤン放送局

*********************

*********************
雑誌『hito(ヒト)』3号にインタビュー掲載

●「サイゾーウーマン」インタビュー↓
Mサイズ信仰、リバティ族……
裁縫したいオンナたちの虚栄とプライド

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35