コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1406回 出来そうなものを習う人たち


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体調不安定でしばらくお休みしてた
5月出産予定のKさんが、
本日から手芸部に復活しました。

Kさんはマイミシン「ブラザーHS102」を↓
持ち込んでレッスン中なんですが、
2ヶ月ほどお休みしてたんで、
糸かけや下糸巻きの準備から
復習しました。

Kさんいわく、
習わなくても出来そうな料理のほうが
教室が多いのが不可解だと。

習わなくちゃ出来ない裁縫の教室が
どうして少ないんだろう、と。

コ「裁縫を習う人が少ないからだと思うよ」

K「難しそうで出来るはずがないと
思い込んでいるから習おうとしない、
って意味ですね」

(↑Kさん製作スタイの生地)

料理は、いくら出来ないと言っても、
野菜や料理の名前は聞いたこと
ありますからねえ。

出来そうな気がするものを人は
習おうとするもんなんですね。
特に恥の文化を抱える日本人は、
そういう傾向にあるのではないかと。

語学系教室とか顕著だと思うんですが、
初心者向け教室に申し込む人の多くは、
非初心者なんですよね。

(↑半額なのでお着物製作用に購入)

あ、語学教室、で思い出した。

日本の英語教育が、
会話(コミュニケーション)には不必要な
関係代名詞などの文法を重要視して教えるのは、
教える側の専門家が、
英語を「読んで」習得したから、
という話を某所で読んで、
なるほどなあと思いました。

裁縫の場合、
専門用語が多いのもネックですが、
英語教育の問題と同じで、
専門家が専門の教育を受けた人であるため、
専門用語を使わずに教えることが
できないんですね。

専門的な技術を「非肉体」で習得したから、
初心者にわかりやすく(=肉体で)教えられない、
ってわけですね。

(↑半額なのでコーディネート用に購入)

今日も、Kさんが持参した
「はじめて……」系の本の用語を
Q&Aしながら進行したんですが、
たとえば、
「わ」「布目線」「中表」「ステッチ」
「110cm幅」「あき止まり」などなど。

これらの意味がわかる人は、
初心者じゃないもんね。

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