コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1761回 7/6〜7は旅に出ます


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7月6日、7日は、
イラストのお仕事で旅取材に出ます。

コウ手芸部参加申込み等へのメール返信は、
遅れますので、ご容赦ください。

今日のコウ手芸部では、
雑貨クリエーターの卵・Iさん(20代)の新作、
夫用トートバッグを見せてもらいました↓

1枚の生地のどこを切り取ってどこに使うかに
「編集」のセンスが光ったバッグですね。

Iさんは、
明確な目標を持った若い女性ですが、
ときどき、
クリエーター道のようなものについて、
コウ先生に質問してきます。

その質問が、
シンプルな言葉なんだけど、
それなだけになんだか深い。

質問されたときはそれなりに答えるんだけど、
そのあと、しばし、
その答えでよかったのだろうかと
自問自答してしまうような質問です。

インタビューの仕事もしている私としては、
大変勉強になります。

今日の質問は、
「コウ先生くらいになっても、
もっと上手くなりたいと思いますか?」。

コウ先生の答えは、
「思わない」。

なぜ「思わない」かを
Iさんには説明したんですが、
書くと長くなるので、
今日はやめておきます。

と言いながら、少し書くと。

「さっきJ-WAVEに出てた
挟土秀平(はさど・しゅうへい)さんって
左官職人の人(有名な人らしいが、
今日はじめて知った)も、
もっと上手くなりたいとか
思ってないんじゃないかなあ。
それよりも、いろんな土に出会いたいとか、
思ってるんじゃないかな」
というようなお話をしました。

Iさんの疑問は、
どんなに技術が上達しても、
もっと上手くなりたいと思うものか、
という意味のようでしたが、
モノ作りは、自分の技術のみでは
「完成」しません。

技術が上達すればするほど、
自分の技術力よりも重要なことがある
と気づくと思います。

モノ作りにおいて最も重要なのは
「素材」との出会いです。

裁縫手芸の場合は、布ですね。

それは、おそらく、
人間の生き方でもそうでしょう。

「上手に」生きるためのテクニックよりも、
人間という「素材」との出会い、
いかに「よい」人間と出会うかで、
生き方はよりよいものになっていく。

いつ「よい」出会いがあるかはわからない。

そのときのために「テクニック」を
磨いておくことは必要でしょうが、
そのテクの上達はそこそこレベルで、
十分対処できるのではないかと思います。

テクニックの不十分さを
「素材」がカバーしてくれることは、
裁縫手芸でもおおいにあります。

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