コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第156回 漫画単行本第2弾は『節電女子』

ごぶさたしてしまいましたが、
ワタナベ・コウ、地球へ、いや、ココへ
帰ってまいりました……シュワッチ。

さて、本日無事に、
ワタナベ・コウの漫画デビュー作第2弾、
『節電女子』の入稿が完了しました。

『節電女子』は、
オールカラー192ページの書き下ろし漫画、
7月下旬に日本文芸社より発売されます。

日本文芸社といえば、
あの『ミナミの帝王』を生んだ出版社でありますが、
私、
Vシネマ『ミナミの帝王』の大ファンでして、
日本文芸社から漫画を出せるなんて大感激〜。

漫画デビュー作が、アート系のリトルモアで、
2作めが、『ミナミの帝王』の日本文芸社、
って人は私くらいなんじゃないすかね。
う〜ん、マンダム。
(まだ頭がギャグ界にいる……)

『節電女子』は、
『裁縫女子』と同じ「コウ先生」が主人公のギャグ漫画です。
ギャグ漫画なのに節電レシピ51も掲載しているお得ぶり。
今度の舞台は、
「あっち」じゃないほうの裁縫教室なんだけど、
実在、非実在の生徒さんが登場します。
とはいえ、『裁縫女子』同様、「事実」ではありません。
ご協力くださったみなさん、どうもありがとう!

7月は節電本がたっくさん出版されると思うけど、
アタシの節電本はちょっと違うよっ。

『裁縫女子』も、
裁縫を実用から解放した本として
かの「天才編集者」ツルシカズヒコに評価していただきましたが、
『節電女子』も、
節電を実用から解放した初の本になるでしょう。
ハーハッハッハッ。

裁縫とか料理にまつわる、
この「実用」ってえのはやっかいなシロモノで、
裁縫や料理を単なる実用ととらえるか、
ましてや家事ととらえちゃうか、
エンターテインメントあるいはカルチャー、
あるいはサブカルととらえるかで、
ずいぶん話は違ってきます。

裁縫や料理のことを書くと、
必ず作り方として正しいとか間違ってるとかって
親切なご意見が届くんですが、
あれって、多くの人が、いかに長い間、
正しいか間違ってるかのみで教育されてきたか、
評価されてきたか、
それでしか評価されてこなかったか、
の証明なんだろうね。

裁縫や料理を実用としてしかとらえない人は
その作り方が正しいか間違っているかでしか
見ることができないわけで、
そういう人は、おそらく裁縫や料理以外のことでも
正しいか間違っているかを常につきつけられていて、
ずっと苦しめられ続けているんだと私は思うんだけど、
その、無意識の恨みを
正しいか間違ってるかでは裁縫や料理を語らない人へ
一気に向ける。
同じように苦しめ〜、という思いを込めて。
ま、残念ながら、いくら言われても苦しまないわけだけどね。
まったく別次元の空間に住んじゃってるから。
ごめん、日本語、不自由なのよ。
ハーハッハッハッ。

わ〜、めでたい『節電女子』入稿記念コラムなのに、
コワい話になってしまいますた。

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雑誌『hito(ヒト)』3号でインタビューしていただきました。

●「サイゾーウーマン」による
『裁縫女子』刊行記念インタビューは↓
http://www.cyzowoman.com/2011/04/post_3452.html

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35

●コミックエッセイ『裁縫女子』(リトルモア)は
↓で最初の4ページが読めます(無料)。
http://xfs.jp/yVaxt

●YouTube 「クレヤン放送局」は↓
http://www.youtube.com/user/watanabe3kou

●歌人の枡野浩一さんとの
『裁縫女子』についてのユースト対談は↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

●写真家の大野純一さんとの
『裁縫女子』についてのユースト対談は↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi