ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
クロポトキンの自伝
今年の東京の夏はだいぶ過ごしやすい。
※
『大杉栄 伊藤野枝選集 第七巻
一革命家の思い出 クロポトキン』
(黒色戦線社)を読み始めました。
大杉栄が翻訳した
クロポトキンの自伝です。
クロ(大杉と野枝はこう呼んでいた
ようです)がロシア語で書き、
そのフランス語訳を大杉が
日本語に翻訳したものです。
クロの生年と没年は
1842 -1921年ですから、
世界史が大きく動いた
時代に生きたわけです。
ピヨートル・クロポトキン
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農奴解放、第一次世界大戦、
ロシア革命・・・。
今、農奴解放のあたりを読んでますが、
ひどいもんです。
地主の小作人に対する虐待が。
人が人を殺すということが、
さしたる事件ではなかったと
考えてよいのでしょう。
佐世保高1女子殺人事件が、
今、話題になっていますが、
クロが生きた時代と比べれば、
現代がいかに平和な世の中
なのかがよく理解できます。
しかし、いかんともしがたい
この閉塞感。
クロはマルキストである
レーニンの成し遂げた
「ロシア革命」に
強い違和感と閉塞感を
抱き続けて死にました。
しかし、佐世保高1女子が
狂っているとすれば、
70年前の日本人も全員狂っていたよ。
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10月21日(火)です。
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