ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

小牛田に帰省

本日から宮城県の小牛田(美里町)に帰省することになった。
東京駅から14時過ぎの東北新幹線に乗る。

『瀬戸内寂聴全集12』(新潮社)の、
「美は乱調にあり」を再度読み始めた。

伊藤野枝の妹さんの証言がいい。
「まあ、姉は我がままで自分のことしか考えていない人で・・・」
といった調子の話で、具体的なエピソードが盛りだくさんなのだが、
特におもしろかったのは、
野枝が下関の妹さんの家に来る際、
尾行の警官に乳飲み子を背負わせたり、
荷物を持たせたりしていたという話。

大杉栄と一緒に暮らすようになり、
四六時中、尾行に監視されている生活も凄いけど、
尾行を手なずけてパシリに使っている野枝も大したものだ。
警官も、まあ人がいいんだろうけど。

仙台駅のエスパルで買い物をして、
東北本線下り列車に乗り小牛田へ。