ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
伊藤野枝の覚悟と官憲の思惑
ツルシカズヒコ
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第405回をアップしました。
野枝さんが死の5ケ月半前に
脱稿したのが
「自己を生かすことの幸福」です。
長文の本格的な評論は
これが最後の原稿ということになります。
自分には覚悟ができていると
野枝さんは書いていますが、
その覚悟はどこまで
想定内だったのでしょうか。
いつか訪れる不幸を
待つような生活をしているからこそ、
今の生活の幸福を堪能している
という文意ですが、
この文章は当然、
官憲も読んでいたことでしょう。
官憲とすれば、
こんなことまで書かれたのに
黙殺しておくわけにはいかない、
という思考に至ったのかもしれない。
で、お望み通り「殺っちまえ!」
ということになったのではないか。
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