大正時代のアナキスト、
伊藤野枝が雑誌『婦人世界』1923年1月号に
「婦人自らの頭脳を改造することに」
というタイトルの文章を執筆しております。
野枝は1923年9月に虐殺されたので、
この文章はその年の新年号に
掲載されたことになります。
ワタナベ・コウ著『裁縫女子』に
野枝が登場するシーンがありますが、
あの野枝の台詞は
「婦人自らの頭脳を改造することに」に
野枝が書いた文章の孫引き引用です。
野枝は1920年頃にミシンを買ったと
自身で記しています。
当時、小学生だった辻まこと
(野枝と辻潤との子供)は、
野枝が自作の洋服を
自分に着せたがるのが嫌だったらしい。
ともかく、野枝は洋服を自作することに
かなり意欲的だったと推察できます。
ところで、
もしかしたら野枝が買ったのは、
この国産第一号のミシンだったかも。
野枝はミシンの根本原理にも興味を持ち、
故障してもミシン屋さんに修理を頼まず、
自分で修理していたようです。
意外ですが伊藤野枝の裁縫女子度、
高かったんですね。
1920年代は日本人の服装が
和服から洋服に切り替わる転換点だったが、
大杉&野枝家は貧乏だったから
既成服を買ったり
オーダーメードできなかったので、
自作するしかなかったという
事情があったのかもしれない。
ちなみに、平塚らいてふが洋服を
着始めたのは1920年7月でした。
野枝がミシンを購入しその構造を知り、
型紙作りも学び、
洋服を作って売ってお金に
しようとしてたとしたら、
それはそれで逞しいですね。
※
8月開催のワタナベ・コウの
『山崎ミシン』ソーイング教室、
参加者募集を開始しました。
※
ワタナベ・コウが和光大学ジェンダーフォーラムで
講演をすることになりました。
演題は「裁縫する女のジェンダーポリティクス」。
10月21日(火)です。
前期の7月12日(土) は
上野千鶴子氏の講演があります。
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電脳マヴォにてワタナベ・コウ『ふもれすく』連載中。
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『ふもれすく』年譜〈伊藤野枝・辻潤・大杉栄に関する年譜〉制作中。
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伊藤野枝目メモ連載中です。
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伊藤野枝年譜、制作中です。

