コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第344回 百恵ちゃん 

本日の手芸部は、IさんとKさんと。
このコラムを読んでくれてる
同世代のIさんが、
「私も百恵ちゃん大好きでした」って。

そういえば、なにかに、
山口百恵を百恵ちゃんて呼ぶ人は
百恵ちゃんと同世代だって書いてあったような。
下の世代は呼び捨てにするって。

私も、百恵ちゃん、
好きなことは好きだったんだけど、
そのあとの聖子の印象が強烈すぎるせいか、
百恵ちゃんはなんだかちょっと
「古い」印象があったのですよ。

59年生まれの百恵ちゃんと私は、
4歳違い。

ギリギリ59年であっても、
50年代生まれと60年代生まれの溝は、
ほかの年代の溝よりはるかに深い、
とある人がいってましたが、
私が百恵ちゃんに感じていた古さは、
はたして50年代生まれと60年代生まれの
違いだったのか……。

山口百恵映画大全DVD、
今日は『ふりむけば愛』と『炎の舞』を
観賞しました。

11本観たわけですが、これまでのところ、
百恵ちゃんはとにかく、因習に逆らって
恋愛を貫く女性を演じまくっています。

ついB級映画的観賞をしてしまうんで、
つっこみどころが満載といえば満載なんだけど、
しかし、しかし、しかしですよ、
百恵ちゃんはきれいですねえ。

特に3本めの『絶唱』がきれい。
私の超勝手な推測では、
『潮騒』と『絶唱』の間に百恵ちゃんは
オンナになった……。

私が百恵ちゃんを「古い」と
感じてたいちばんの理由は、
結婚して仕事をやめた、って点なんですが、
今日『ふりむけば愛』を観ながらふと思いました。

「女は結婚して家庭に入るのがいちばん幸せ」
なんてことを百恵ちゃんは
思っていなかったのではないかと。

そう考えていたから引退したんじゃなくて、
あの結婚引退は男社会への復習だった
のではないかと。

仕事がいちばん大事だっていう
男社会の因習に逆らって、
主体的に引退を決めたという点で
百恵ちゃんは新しかったのかもしれないと。

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