コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1373回 「CY大正浪漫コミックス1 動揺」と銘仙
デザイナーのNさんがあせらないよう(笑)、
触れるのを避けてきましたが、
本日、無事に、クレヤン14号
「CY大正浪漫コミックス1 動揺」
(漫画ワタナベ・コウ/伊藤野枝原作)を
印刷所に入稿しました。
データに不備がなければ、
クレヤン定期購読者のみなさまには、
3月5日に発送できるのではないかと。
さて、伊藤野枝の絵を描くようになって、
webとか書籍とかで、
大正時代の着物を見るようになりました。
伊藤野枝は1895年生まれなので、
1908年生まれの私の祖母より
ひとまわり年上。
大正時代の着物と言えば、
銘仙(めいせん)ですが、
普段はたいてい着物だった私の祖母も
銘仙を着ておりました。
伊藤野枝研究家のツルシカズヒコによると、
野枝と日陰茶屋事件を起こした
神近市子について、
「派手な着物を着ていた」と
証言している人がいるそうです。
わざわざその証言が
書物に残されるくらいだから、
際立って派手だったのかも。
当時の白黒写真で見ても、
あの『青鞜』関係の女性陣は、
今の感覚からすると「派手」な着物を着ているのに
(まだ男性のものって感覚が強かった羽織も着てるし)、
神近の着物が特に派手だったとしたら、
銘仙だろうかと。
というわけで、
野枝が銘仙を着ていたかどうかは不明なんですが、
クレヤン14号の表紙とトビラの野枝には、
派手めな色柄の銘仙を着せてみました↓
ちなみに、うちの祖母も、
普段着に銘仙を着ていました。
NHKの朝ドラ「ごちそうさん」や
「花子とアン」に登場してたような
かわいいやつじゃなく、
茶とかグレーっぽい地味な色のだった……。
と思い込んでいたら、
祖母の娘である伯母がパッチワークした
スカーフかなにかをあるとき見たら、
派手な色柄の、わりとかわいげな
銘仙が含まれてて、
「なにこれ!」って泣きました(笑。
銘仙、もらっておくんだったなあ、ホント。
大正ロマン 格子に水玉模様織出し銘仙着物【中古】 |
なので、ストレス解消に(笑)ときどき、
「銘仙 着物」で検索して遊ぶんですが、
中古とはいえ、わりとかわいくて、
なんとか着られそうな感じのも
売ってるのねえ。
ただし、
アタシの身長があと15cm低く、
ウエストがあと20cm細かったら、
って感じだけど(笑。
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