第1374回　生地代3,440円の銘仙風着物

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-02-25（木）

今日の手芸部、
コウ先生の銘仙風「ミシンで着物」が
完成してしまいました（笑↓

生地がやや地味な気もしてたんだけど、
出来上がったら超かわいー！

大正浪漫な感じで、気に入ったわ！

ちなみに、
みなさんには、指導してる手前、
ココは手縫いのほうがいいですよ、
とか言って手縫いさせてますが（笑、
自分のはオールミシン（だから早い）。

いや、まあ、でも、生地によるね。

この銘仙風プリント生地は、
「生地・服地のニット工房」さんの
ドビー生地のダークネイビー↓

（販売単位は50cmが１個ですから、
4m買うときは「8」個だよ）

身長167cmのコウ先生の場合、
110cm幅の洋服地で着物を作るとして、
すべてのパーツを「正しく」縦地でとると、
4.5m必要なんですよ。

しかし、
なんとか4mですませられないかと考え、
計算してみたら、袖を横地でとれば、
4mで作れることがわかりました。

（銘仙の中古着物難あり、を買うより安い！）

身頃と袖の柄の向きが同じじゃないと
イヤな人にはおすすめしませんが、
ま、コウ先生の着物は、
カジュアル着物だからいいの。

「ミシンで着物」を洋服地で
作りたいみなさんに、
ドビーあるいはスラブドビーという生地を
おすすめしているんですが、
ドビーの利点は綿100%でも
シワになりにくいこと。

シワになりにくいけど、
アイロンはききやすいので、
初心者でもミシンがかけやすく、
かつ、色の同じミシン糸があれば、
ミシン目も目立ちにくい。

今回、コウ先生が使ったドビー生地も、
綿100%ですが、地直し（水だけで洗濯して
アイロンで整えること）しても、
縮まなかったし、シワにもならずで
ラクチンな生地でした。

ちなみに、
生地説明に「薄手」とあるのは、
リバティとかのローン生地のように
「薄い」という意味ではなく、
ドビー織りは、目が粗い織りなので、
太陽や電灯に向けると「透ける」
という意味の「薄手」です。

ローンみたいな「薄地」だと思っていると、
届いたときに「厚地」じゃないか！
と思うくらい、固いというか、
しっかりした生地です。

なので、「透ける」ので、
裏地をつけずに
セミフレアスカートなどを作ると、
タイヘンなことに（笑）なりますが、
着物の場合は、長襦袢を着るので
大丈夫ですよ。

とはいえ、心配な人は、
ウエストから下に裏地をつけてもいいし、
「居敷当て」をつけるなどすれば完璧。

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