第1497回　塩縮コットンローン

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-06-30（木）

今日のコウ手芸部、
うちのじいちゃんと年齢、大学、学部が
同じな夫がいることが判明した（笑）Tさんが、
塩縮コットンローンで
チュニックブラウスを制作しました。

Tさんは夫と９歳違い、
私とじいちゃんは8歳違い、
ということは、
Tさんと私も同世代ってわけですよ。

そんな同世代のTさん、
生地の好みがなかなか難しい。

まず、麻が嫌い。
シワになるから。

コットン100%の平らなのも嫌い。
シワになるから。

なので、
「じゃ、TC（ティー・シー）は？」
と教えたんですが、
TCは、テトロン、つまり、ポリエステルと
コットン（C）の混紡なんですが、
先日買ったTCは、
いまいち気に入らずお蔵入り。

で、たどりついた塩縮コットンローン、
最近、人気の北欧風「nina ニーナ」のこれ↓

同じ生地で作ったブラウスがお店に
見本で展示されていたそうです。

ちなみに、塩縮（えんしゅく）加工は、
サッカー、リップルと同じ加工、
着物で言うなら「ちぢみ」ってやつ、
あれと同じものですね。

表面がデコボコしてるのが特徴。

表面がデコボコしているので、
肌に触れる面がベタッとしないでしょ、
涼しいわけですよ。だから夏向き。

あらかじめシワが寄ってるも同然なので
シワにもなりにくい。

問題があるとすれば、
アイロンがかけにくいことですかね。

塩縮加工されてる面積というか
模様にもよるんですが、
Tさんが選んだ雲の模様
（スカラップみたいなやつ）のは、
アイロンがかけにくかったですね。

かけにくいというか、
アイロンをピシッとかけようとすると、
せっかくのデコボコを平らにしなければならず、
裁縫初心者にはなかなか至難の技です。

まあ、本来は、あんまりアイロンをかけずに
作るデザイン向きでしょうね。

ピシッとアイロンがかけられないので、
ミシンをかけるときも
ねじれてしまいやすいんですよ。

そんなわけで、
Tさん、苦労して作っておりました。

でも、
衿ぐりと袖口にゴムを通すデザインなので、
「最終的にはかわいく見えますよ」
とフォローしておいたんですが、
おうちでの完成品、どうなるでしょうか。

今回は気に入るといいなあ。

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