第1520回　花糸とかイメトレとか

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-07-23（土）

今日のコウ手芸部では、
刺繍教室に通っているというKさんに
「花糸 flower thread」という名前の
デンマークの刺繍糸を教えてもらいました。

花を刺すために作られた刺繍糸なので
花糸という名前らしいんですが、
色が独特、コットン製で1本どり、
が特徴なんだそうです。

オカダヤやユザワヤなどの
フツーの手芸店での取り扱いはなく、
糸の専門店、たとえば、
京橋の『越前屋』さんとかでないと
買えない糸だとか。

あと、刺繍糸のネット通販では、
神戸の『ドヰ手芸』さんが有名だそうですよ。

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Kさんは、
自分が刺繍したものを
ポーチとかの小物に仕立てる方法を
教わりたいというのが参加理由の方ですが、
「きれいに仕立てるコツ」も知りたいと。

コウ先生の書きっぷりならびに
「男らしい」性格のために（笑）、
誤解してる方が多いやもしれませんから、
改めて書いておきますと、
コウ先生流ソーイングは、
「クイックソーイング」と言っても、
雑に早く、じゃありませんよ。

英語の「quick」を英英辞典あたりで
調べてもらうとわかると思いますが、
「クイックソーイング」というのは、
合理的な早さとでも言いましょうか、
ともかく、頭を使って（←超重要ポイント）、
きれいに短時間で行うソーイングなのです。

長く時間をかけて作ったものがいいものだ、
というのは、根拠のない思い込み、
いわゆる、おまじないの類いです。

多くの人を魅了するものが、
長い時間をかけて作られていることが多い、
という言い方は可能でしょうが。

短時間でもコツを押さえれば
きれいに作れる、
いや、コツを知って作れば
縫製時間を短くすることは可能です。

縫製時間を短くするとどんな利点があるのか。

モノ作りにおける縫製以外のことに
時間と頭を使えるようになります。

縫製以外のことというのは、
生地材料選び、色柄の推敲、
どういう形にしよう、
縦横のバランスをどうしよう、
刺繍などの装飾個所の位置など、
いわゆる、デザインってやつですね。

今日は、
コウ先生の娘でもおかしくない年齢
（なのに同世代に話すように映画の話とか
ロッキード事件の話とかしてくれるw）Hさんと
イメージトレーニングの話もしたんですが、
デザインを考える、というのが、
イメージトレーニングってやつですね。

イメージトレーニングとは、
創造力（想像力）を鍛える、
ということだと思うのですが、
創造力（想像力）というのは、
自分の頭の中で立体を思い浮かべる力
のことであり、
多面体である物事をいろんな角度から
見て推論する力のことでありましょう。

生まれつきの能力ではありません。
鍛えて身につけられる力です。

よく「裁縫初心者だから
作りたいものをイメージできない」
と言う人がいますが、
それはイメージする習慣がなかったからで、
裁縫初心者だから、ではありません。

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