第1880回　「とさでん」と『終着駅』

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2018-03-10（土）

高知市へ行って、
帰って来ました。

高知へ行くのは、
確か、三度目ですが、
路面電車の「とさでん」は、
かなり好きです。

路面電車は、
地元の東京をのぞくと、
函館、富山、高岡、岐阜、広島、
松山、鹿児島で乗ったことがあります。

まだまだ乗ってない路面電車があるので、
機会を狙って乗りたいと思っています。

なんてことを考えるくらい、
これでも、ワタクシ、
2005年にNHK・BS2で放送された
「鉄道のりつくしの旅」に
小説家の安部譲二さんの隣りの席で
鉄道好きのイラストレーターとして
ゲスト出演したこともあるくらいの
鉄道好きなんですよ。

まあ、いまほど、鉄道のジャンルが
メジャーじゃなかったころなので、
あんまり適当な女性の鉄道好きが
見つからなかったのかもしれません。

実際、鉄子と自称するほどでもない
レベルなんですが、
当時『週刊朝日』で
イラストコラムを連載中で、
宮脇俊三ファンだとか、
青春18キップで旅したとか、
和歌山の御坊線に乗ったとか
書いていたので、
お声がかかったようでした。

それで、今、書き出したら、
思い出したんですが。

メインゲスト以外は、私と、
鉄道ライターの男性と、
鉄道ファンの男性だったんですよ。

出演依頼のあった時点で、
メインゲストが決まっておらず、
候補に加山雄三さんも
挙がっていました。

いや、特別、
若大将ファンではありません。

古い邦画は好きなので、
若大将シリーズはよく見てるし、
加山雄三さんと生で会話する
機会ってそんなにないでしょ。

ええっ、加山雄三と話せるのっ！
それはスゴい！出演しますっ！
と答えたのでした、確か。

いや、でも、安部譲二さんも
十分スゴかったです。

鉄道ライターの方と鉄道ファンの方は、
テレビ出演がはじめてだとかで、
超緊張していたんですが、
安部譲二さんが話しかけて
場をなごませてくれたのは、
スゴいなあと思いました。

子どものころにヨーロッパに住んでいるとか、
その後、いろいろあって、塀の中に入ったり、
小説書いたり、いろいろ博学でスゴいと思った。

本とか映画とかの知識が
半端じゃなかったです。

「ワタナベさんは、
ヴィットリオ・デ・シーカの
映画『終着駅』を見たことが
ありますか？」と質問されて、
「え〜、ありません〜」
と答えたことをものすごくよく
覚えています。

『終着駅』、
いまだに見ていないことを
今日、思い出しました。

安部譲二さん、お元気なんでしょうか。

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