第1978回　ダブルガーゼ手ぬぐいのベビー甚平

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2018-10-14（日）

今日のコウ手芸部では、
Tさんの、ベビー用甚平さんが
完成しました↓

手ぬぐいを利用して作る甚平なんですが、
Tさんが購入してきたのが、ダブルガーゼの
手ぬぐいで。

へええ、こういう手ぬぐいもあるのか、
と思って、よく見たら、
ダブルガーゼの生地を手ぬぐいの幅に切って
端を三つ巻きしてジグザグミシン処理したもの！

こ、これを、「手ぬぐい」として売るんかいっ、
と私的には思いましたが。

ゴロゴロの端がかなり扱いにくかったんですが、
完成品はかわいく出来てよかったです。

手ぬぐい利用のベビー用甚平さんは、
1999年の雑誌連載の中で
コウ先生デザイン監修で発表したものですが、
なかなかいいアイデアだったなと
自画自賛しています。

こちらが連載をまとめた単行本↓

連載は、
雑誌『バルーン』（主婦の友社発行／当時）で
1999年から2000年にかけて行われ、
連載中から好評でしたが、
単行本もよく売れたのでした。

幅広いベビーグッズが掲載されていて
このうさぎのニギニギもかわいくて↓
気に入っています。

アフガンとかベビーベスト、
ニットキャップなどの編み物も↓

驚くことにオールカラー66ページで、
紙も厚くて上質で（ここ、ポイント）、
色がきれいに出ています↓

いや、いま見てもかわいい。
色使いが特にうまいっ（笑。

他誌でも、こういう
一応イラストレーターならではの
ぬいぐるみみたいなものを発表していたので、
ぬいぐるみメーカーからお誘いのお声がけ
いただいたことも。

あとで、編集さんから、
「コウさんはそういうことはしませんからって
断っておきましたよ」と言われ、ギャフンと
思いましたが、いまは楽しい思い出です（笑。

しかし、この単行本、オールカラー、
実物大型紙つきで900円（税抜き）という
アンビリーバボーなお値段設定だわね。

部数が多かったことを証明しております。

この連載が画期的だったのは、
読者モデルで撮影したということなんですよ。
甚平さんも、読者モデルが着ております↓

最近では、小学生も、将来の夢として
「読モ」と言ったりするくらい、
フツーになりましたが、
1999年頃は、ソーイングページで
読者モデルで撮影するというのは、
わりと珍しいことだったと思います。

撮影は、コウ先生も立ち会いましたが、
ママモデルのみなさんが、
本物のモデルみたいに美人で驚いたことを
覚えています。

みなさん、現在は、どうしておられるでしょうか。

と言いながら、
文化出版局の雑誌『サマンサ』の連載では、
作者の私自身がモデルになったり、
当時、『週刊スパ！』現役編集長だった
マイダーリンのポチさんがモデルになって、
『ノンノ』表紙撮影担当のカメラマンに
撮影してもらったりしていたことも
ありました。

そういう企画が流行っていたのかしら。

ともかく、そういうわけで、
上記本には、読者モデルの赤ちゃんや
ママが登場しております。

単行本にするときに、
再許可をみなさんにとったわけですが、
「わあ、本になるんですか！」ということで、
ひとりで複数冊購入したという人もいたようで、
これも本が「売れた」理由のひとつでした。

赤ちゃんモデルの読者のみなさんは、
大学１年生くらい？

コウ先生も若かったですね（笑。

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