ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
高等遊民
漱石『それから』読み始めました。
漱石の弟子の森田草平が平塚らいてうとの
心中未遂事件について書いたのが『煤煙』。
その『煤煙』が朝日新聞で
連載されていたのは1909年1月から5月。
『それから』は『煤煙』終了後に朝日新聞で
スタート(1909年6月)した作品なんですが、
『それから』では『煤煙』が新聞に連載中
という設定になっているところが面白いですね。
新聞小説ですから
時事ネタは効果的だったことでしょう。
最高学府の帝大を卒業した男が、
親からお金をもらい働かずに
読書したりコンサートや
絵画の展覧会に行ったりして
「高等遊民」の生活をしている。
友人の妻を好きになり、さてどうなるのか……。
というストーリ展開のようですが、
『吾輩は猫である』や
『三四郎』より読みやすい気がする。
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