ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

村上浪六のウソ


*********************
ハッピーコーイング設立
7周年記念セール中です!
クレヤン本誌12冊セット 10,000円

クレヤン増刊7冊セット 4,500円

ワタナベ・コウの洋服型紙
14セット 9,800円

★クレヤン本誌/
枡野浩一セット 4,000円

itounoe_banner

「伊藤野枝 1895-1923」連載中。
文:ツルシカズヒコ 絵:ワタナベ・コウ

*********************
「伊藤野枝 1895-1923」
第10回「上京」アップしました。

野枝が上京ができたのは、
東京根岸の野枝の叔父・代準介宅の
隣りに住んでいた小説家・村上浪六の
準介への助言があったから、
とされているが、
この村上浪六という小説家の
ケタ外れな人物像がなかなかである。

『明治文学全集89』(筑摩書房)に
村上信彦が「虚像と實像・村上浪六」
(初出は『思想の科学』1959年第10号)
という文章を寄稿している。

村上信彦(1909年~1983年)は
浪六の三男であり、
『高群逸枝と柳田国男』で
毎日出版文化賞受賞した
女性史研究家、作家である。

「虚像と實像・村上浪六」には
村上浪六がいかにケタ外れな
人物だったかという具体例
がいろいろ出てくる。

金や女に関するケタ外れな
感覚もさることながら、
ウソのつき方もケタ外れなのだった。

浪六は関東大震災の
経験談を書き残している。

そのとき、二階にいて、
あわてて階段を駆け下り、
庭に飛び出すまでに三回も転んだと、
書き残しているが、
息子の信彦によれば、
それはまるっきりウソなのだった。

浪六はそのとき、
実際は庭を散歩していて、
家の中にいた家族に向かって
「早く出ろ、出ろ!」
と叫んでいたという。

事実をそのまま
書けないのが浪六の体質であり、
それは大衆小説家としての
武器だったと、信彦は書いている。

nekonomariko_banner

●ハッピーコーイングからLINEスタンプ発売中!
バナーをクリックすると
40セットのスタンプを見ることができます。

banner01_300px

banner02_300px

iPhoneでのLINEスタンプの買い方はこちらで!

『ふもれすく』年譜〈伊藤野枝・辻潤・大杉栄に関する年譜〉制作中。

伊藤野枝年譜制作中です。




 

★ツルシカズヒコTwitter

★ワタナベ・コウ+ツルシカズヒコの漫画『裁縫女子2(仮題)』連載中。
pixiv→裁縫女子2(仮題)
FB→裁縫女子2(仮題)

★Twitter
ワタナベ・コウ
クレヤン編集部

★Facebook
ツルシカズヒコ ワタナベ・コウ
クレヤン編集部
節電女子 裁縫女子宣言!

★クレヤン放送局
http://bit.ly/f5S1Qz

★Profile
ツルシカズヒコ ワタナベ・コウ