ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
平塚らいてうとアナキズム
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文:ツルシカズヒコ 絵:ワタナベ・コウ
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堀場清子著
『青鞜の時代』(岩波新書)を再読中。
「らいてう」の挫折という項目があり、
らいてうの素志が
アナキズムにあったにもかかわらず、
それを貫けなかったことが
挫折の第一であると指摘している。
1955年に刊行された
らいてうの自伝
『わたくしの歩いた道』(新評論社)の
「まえがき」によるとーー。
〈昭和初年は……
マルクス主義全盛期の時代でしたが、
むしろアナーキズムの社会理想を
発見したわたくしは、
昭和五年春、高群逸枝さんその他の
無政府主義系の婦人の手で創刊された
『婦人戦線』の同人となり……〉
『青鞜の時代』によれば、
らいてうはクロポトキン『相互扶助』の
影響を受けたという。
らいてうが『婦人戦線』に参加したのも、
成城の消費組合「我等の家」
建設に動いたのも、
『相互扶助』の影響だという。
そして、1971年に没するひと月前、
娘の曙生にこう言ったという。
「『相互扶助』をもう一度読み返したいものね」
だったら、伊藤野枝が行き着いた
ところと同じところに行き着いた
ということになるが、
らいてう本人はそのへんを
どう考えていたんだろうか。
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