ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
スキャンダラスなスター・平塚らいてう
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文:ツルシカズヒコ 絵:ワタナベ・コウ
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「伊藤野枝 1895-1923」第25回執筆中。
らいてうは1908年3月に森田草平と
塩原事件を起こしたのだが、
それをネタに東京朝日新聞に
小説「煤煙」「自叙伝」連載したのが、
漱石門下の森田草平。
「煤煙」連載は1909年、
「自叙伝」連載は1911年。
堀場清子『青鞜の時代』よれば、
「煤煙」「自叙伝」を読んだ
女学生の間で、
らいてう(小説中では朋子)は
憧れのスターになっていたそうです。
『青鞜の時代』よれば、
荒木郁、尾竹一枝は、
塩原事件の当事者である
平塚明(らいてうの本名)に憧れて
青鞜社の社員になったのだった。
『青鞜』が成功したのは、
らいてうがスキャンダラスなスターとして
知名度が高かったから
ともいえるわけなのである。
『青鞜』創刊の
肝いりと言われている生田長江も、
おそらくそうしたらいてうの
スキャンダラスな知名度を計算づくで、
らいてうに『青鞜』創刊(1911年9月)を
勧めたのは間違いないだろう。
長江は名プロデューサーなのである。
らいてうの自伝
『元始、女性は太陽であった(下)』には、
そういう視点はまったく
盛り込まれていないのだが。
しかし、あれですね。
このあたりは
「教科書が教えない平塚らいてう&青鞜」
と、言えそうですね。
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