ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
伊藤野枝と与謝野晶子と平塚らいてうと山川菊栄
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生誕120周年【伊藤野枝 1895-1923】連載中
第160回「凛烈(りんれつ)」をアップしました。
野枝の「山川菊栄論」は、
与謝野晶子、平塚らいてう、山川菊栄、
三人の違いが分かりやすく書いて
あるのではないでしょうか。
では、菊栄と野枝の違いはなにか?
菊栄はマルクス主義に則った
共産党一党支配を支持する派で、
レーニンらによるロシアの
ボルシェビキ革命をよしとする立場です。
大杉や野枝はロシアの
ボルシェビキ革命をよしとしません。
新たな階級社会ができただけで、
労働者の真の解放ではないと考えていました。
大杉や野枝のアナキズムは、
そもそも国家を否定しています。
アナキズムは国家ではなく、
相互扶助による地域共同体の
ようなものを想定しています。
ただ、大杉&野枝夫妻と
山川均&菊栄夫妻は、
最後までシュギを超えた親交があったようです。
山川菊栄という女性は、
元祖・腐女子のようなところがある
と私は予測しています。
彼女の著書『おんな二代の記』を読むと、
菊栄には笑いのセンスがあることがわかります。
野枝は菊栄さんのそんなところが
好きだったのだと思います。
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