ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
水木しげると深大寺の夏の黄昏
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水木しげるさんが亡くなりましたが、
『週刊SPA!』編集部にいたころ、
取材させてもらったときの
あることを思い出しました。
もう25年ぐらい前の夏でした。
都市伝説みたいな特集を担当していて、
水木さんに会いに行ったわけです。
ひととおり話を聞いた後、
仕事場のそばの深大寺で
写真撮影をお願いしました。
真夏の黄昏の時刻になっていました。
ちょっと雰囲気を出すために、
藪のような場所に立ってもらっての撮影です。
するとですね、
水木さんの半袖から出ている
右腕にヤブ蚊が集まって来たのでした。
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そうとうヤブ蚊に食われたみたいですが、
水木さん、わりと凝った撮影を
気に入ってくれたようで、
我慢して撮影に協力してくれたんです。
水木さん自身のアイデアだったかもしれない。
両腕があれば、
左手で右腕のヤブ蚊を撃退できますが、
水木さんはそれができません。
あの時は申し訳ないな
という気持ちもありましたが、
それより、蚊に食われるくらい、
「好い写真」を撮影するためなら
ノープロブレムみたいな、
プロ魂の迫力みたいなものに
私はハッとさせられました。
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