ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
伊藤野枝と野依秀市の会見
2016-02-15(月)
【伊藤野枝 1895-1923】第96回〜第99回、
ちょっと原稿を整理しました。
野枝と野依秀市の会見録ですが、
野依の明け透けな質問が効果的で、
何度読んでも面白いですね。
ここで、超問題児、風雲児の野依に、
野枝がなぜ原稿を売り込みに
行ったのかという疑問が浮上して来ました。
野依は当時、
実業之世界社という出版社のやり手社長で、
同社の景気がよかったから、
野枝は原稿を売り込みに行ったのでしょうが、
誰かの紹介がなくてはさすがの野枝も
単身乗り込むことはなかったでしょう。
文中で野依は
平塚らいてうと面会したことがあると
発言しているので、
らいてうの線かもしれない。
あるいは、
野依とは腐れ縁の関係だったらしい、
大杉栄の線かもしれない。
大杉から
実業之世界社の社員編集者だった
安成二郎に話が行き、
安成が社長の野依に掛け合ったのではないか
ーーという推測は成り立つような気がします。
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