ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
日本女子大「桜楓会」が84年間平塚らいてうを除名していた事実
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第15回「大逆事件」、第42回「吉原登楼」、
第44回「運命序曲」に追記をしました。
1908年に起きた
塩原事件(煤煙事件)により、
平塚らいてうは日本女子大の
「桜楓会」から除名されました。
堀場清子『青鞜の時代』は、
この件に関してこう主張しています。
「しかし私は、むしろ回復せぬままがよいと思う。
女子高等教育に対する世間の敵意と攻撃を、
除名の事実の継続によって、
永遠に記憶すべきではなかろうか」
堀場清子『青鞜の時代』は
1988年に出版されましたが、
この時点でもらいてうの除名は
解除されていなかったのです。
これは卓見であると思い、
「wiki/平塚らいてう」をググってみたら、
1992年に除名解除になっていました。
日本女子大学がらいてうを受け入れるのに、
84年の時を要したわけですが、
84年間除名されていた事実も
きちんと史実として
残さないといけないはずです。
日本の近代史を知る、
学ぶというのは、
そういう作業をすることなんでしょうね。
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