ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
伊藤野枝の尾竹紅吉評
2016-04-03(日)
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第67回〜第68回をアップ。
以下の下りは、
野枝が書いた「雑音」をもとに、
私が要約して現代語ふうに
アレンジしたものです。
紅吉はよく嘘を言った。
しかし、他人には巧みな嘘を
言っているように見えるが、
紅吉の中では
真実性を持っているのだろう。
そして、紅吉は自他ともに
過去に対しての責任というものを
まったく持ち得ない人であった。
他人にはこのうえもない矛盾や
撞着と思われることでも、
紅吉にとってはそのとき
そのときの感情の流れを
素直に表現している
だけのことなのだ。
それでも芸術家だから
許されると紅吉が考えていたのなら、
近づきたくないタイプの人間の
筆頭ですね、私なら。
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