ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

平塚らいてうの指摘「伊藤野枝と木村荘太と辻潤」




【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第80回をアップしました。

またもや平塚らいてうの
分析は的確なようです。

都会人ならもっと遊び心を
持って対応するのに、
田舎者の野枝には
その心の余裕がなく、
その野枝の全力投球的なところと、
荘太のひとり合点で思い込みが
激しい気質が共鳴して
ふたりとも舞い上がっている
というわけです。

らいてうが指摘している、
野枝が憧憬していた「ある力」とは、
クールな辻潤には欠けている
熱情みたいなもののことですね。

都会人の中の都会人である辻は、
面と向かって
「俺はおまえのことを心から愛している」などとは、
言えるはずがないのである。
自分の美学に反するからです。

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