ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
大杉栄とバートランド・ラッセル
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第347回をアップしました。
バートランド・ラッセルに面会した大杉は、
記者に感想を聞かれ、
ようするにこう語っているわけです。
「写真で見た通り、
神経質で妙に痩せこけているあの人の顔は、
好きになれませんでした」
ラッセルの社会改造論については、
「インテレクテュアル過ぎるようですね」
と大杉は答えている。
つまり
「理屈ばかりで行動が伴わない人だよね」
と言いたいわけです。
大杉の方が完全に上から目線
であることに注目したい。
以下は二人が交わしたらしい会話です。
ラ「エマ・ゴオルドマンを知つていますか。」
大「えゝ、其の著書で。」
ラ「ベルクマンは?」
大「え、やはり其の著書で、と云つても
『一無政府主義者の獄中生活』
しかないやうですがね。」
ラ「さうです。しかし大変面白い本ですね。」
大「二人は今ロシアでどうしてゐます?」
以下、私が英訳してみました。
たぶんこんな感じでしょうか。
Do you know Emma Goldman?
Yes, I have read her books.
Do you know Alexander Berkman?
Yes, I have also read his book. But,『Life in Prison of an Anarchist』is his only one book, isn’t it ?
Certainly、but, it’s a very interesting book.
Now,what are they doing in Russia?
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