ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
大杉栄と伊藤野枝のコズロフ一家への好意
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第373回をアップしました。
それぞれの金策である。
大杉栄は服部浜次と続木斉から借金した。
近藤憲二は足助素一から借金した。
コズロフは勤め先から
借金しようとしていたらしいが、
苦戦していたようである。
方々から金をかき集めて
神戸まで来た大杉が、
クララに餞別を渡す。
クララは遠慮して受け取ろうとしないが、
大杉は彼女の手に握らせた。
ジーンと来る
日露友好のシーンですね。
しかし、さてと私は考えてみます。
大杉と野枝さん夫妻の
コズロフ一家に対する好意は、
なんなんでしょうか?
アナキスト同志としての当然の援助と、
大杉と野枝さんは
考えていたのでしょうか。
それよりも、
家族ぐるみの付き合いがあった
一家への惜別の情が
強かったのかもしれません。
「コスロフを送る」という文章を、
新聞に寄稿した大杉にとっては、
雑文の格好のネタになるだろうという
算段もあったかもしれません。
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