ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

歌川国芳と秩父事件と『小さな恋のメロディ』




府中市美術館へ。
「歌川国芳 21世紀の絵画力」を観て来ました。
総入れ替え後の2回目の鑑賞。
まあ、国芳は笑えます、楽しいです。
毒舌ならぬ「毒筆」もたまらんです。

国芳は19世紀、江戸後期の人。
天保の改革期の絵師でした。
幕府の風俗紊乱を慮った
取り締まりがあり、
そういう制約の中で、
国芳はなんとも
遊び心のある絵師であったことか。

国芳の死は1861年ですが、
その20年ぐらい後に(明治維新を経て)、
自由民権運動の高揚期に
秩父事件が起きました(1884年)。

秩父事件について、
ちょっと調べものをしているんですが、
当時の政治経済の行き詰まり状況が、
今とけっこう似ていることに、
ハッとさせられます。

時の権力者、山県有朋と安倍総理も、
共通項がありそうです。
大局的な見方ですが。

まあ、幕末から明治維新、明治初期……。
激動、波乱の時代でしたが、
今もそうだという認識は、
持つべきだと思うわけです。

『小さな恋のメロディ』
たまたまテレビでやっていたので観ました。

懐かしい。
1971年夏、日本公開。
私はリアルタイムで封切り時に観ている。
コウは小学3年生だね。
私は高校1年生。

当時のロンドンの街や
労働者階級のリアルな生活が、
けっこういいよね。

というか、コウとふたりで、
ああだこうだと言いながら
映画を観るのが、
たまらん娯楽です。

貧困層という階級問題を描いている、
わりとシリアスな映画ともいえるけど、
まだ、あの時代は世の中が明るかった!
と断言できるほど、
今は世界的に行き詰まっているよね。

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