ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

凄い話

宮城県美里町に帰省4日目。

母、姉と
小牛田(こごた)駅発9時半の
列車に乗り石巻へ。

小牛田-石巻間の石巻線が
復旧したのは5月19日。

4月に転倒して脚を痛めた母は、
石巻線復旧後も
石巻、女川(おながわ)在住の
被災した親戚を
見舞うことができなかった。

なので本日、
脚の具合がだいぶ回復した
母を連れて、石巻行きを
決行することにしたのである。

石巻駅からイトコの
Sさん夫妻の車で
日和山に向かう。
写真は日和山から
見た石巻市街(中瀬方面)。

父と母はこの石巻で
新婚生活を送り、
姉は石巻で生まれ
3歳ぐらいまで石巻で育った。

石巻から女川へ向かう。
復旧の目処が立っていない
石巻-女川間の石巻線の
線路沿いの道を進む。

石巻線の終点、
女川駅の駅舎は
跡形もなく消失していた。

女川には母の実家があった。
僕が小学生ぐらいまで、
毎年夏、
僕ら一家は女川の母の
実家を訪れていた。

小牛田から石巻線に乗り、
終点の女川駅で降りて、
海岸を眺めながら
母の実家に向かった。
その女川駅がないのであった。

写真は町立女川病院前の
高台から見た女川湾。
湾の先に防波堤と
灯台があったのだが、
津波で流されてしまった。

女川在住で自宅が流出し、
現在は仮設住宅に住んでいる
イトコのYさんの、
その仮設住宅に
親戚が集まり、おしゃべり。

女川で生まれ育った
イトコ三姉妹のうちのふたりは
石巻の自宅が津波の被害に遭い、
現在は仮設住宅、貸し家住まいだ。

三姉妹の一番下のOさんは、
三日三晩水も食料もなしで過ごし、
避難先の小学校から
自衛隊のヘリで救出された。

女川在住のYさんは、
迫り来る津波に追われ、
93歳の母を背負って間一髪、
裏山に逃れた。
その後、3日間、野宿をした。

凄い話が次から次に出てきて、
聞き役に回るしかなかった。

だけど、話の節々に笑いがあった。
海の民の強靭さを感じた。

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