コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第559回 着付けルールにこだわるおばさん
こんなツイートを発見↓
ワタナベ コウさんの「裁縫女子」面白かった。一点だけ、リバティ族(裁縫のプロ用とされてるリバティ生地に手を出し下手くそに服作りする素人)への批判は言い過ぎに感じた。着物を好んで着てた時、着付けルールにこだわるおばさんに口出しされ、着物を楽しみたい気持ちをくじかれたのを思い出した
— ろくでなし子 (@6d745) September 26, 2013
以下、私が彼女あてに
返信したツイートをこちらにも
まとめて掲載しときます。
Twitterのウィジェットにも残りますが、
ここにまとめておいたほうが
あとで何かと役に立つので。
—————————–
.@6d745 『裁縫女子』は
(レベルが低過ぎとは言え)
あくまでギャグ漫画なので
デフォルメが多々あります。
著作1冊読んだだけで、
真逆のたとえで語られるのは悲しいです。
ただ確かにそう受け取られかねない
気もするので、こちらもどうぞ→
https://t.co/GWPTZaAXKF
ちなみに、私は
裁縫なんて楽しめばいいじゃん
という主張で長年活動していて、
着付け注意おばさんのような
「ルールを守れ」という層と
戦っている側です。
裁縫はいまだに(気づいてない人も含め)
良妻賢母とイコールのものであり続け、
裁縫することを
「女らしい」「ほっこり」以外の文脈で
語った漫画はおそらく『裁縫女子』以外になく、
文学では小池昌代さんの
『ルーガ』くらいではないかと思います
(小説読まないのでややハッタリ)。
また、リバティは
女のステイタスを象徴する布です。
これを使うだけで下手だろうがダサかろうが
「いいわね」「素敵!」としか言われません。
裁縫もリバティも面と向かって
本当のことを言われたことがないという点で
みそっかす扱いなんですよ。
着付けのルールにこだわるのとは
まるで違う文脈です。
っていうか、とにかくギャグ漫画なんで。
批判なんて高尚なレベルで描いてないんです、
そもそも。
(以下はひとりつぶやき)
しかし、散々、
いかげんだとかおおさっぱだとかって
批判されてきた(いや、され続けている)
アタシが、
着物の着付け注意するおばさんに
たとえられる日が来るとはなあ。
裁縫ちゃんとやってる人たちが聞いたら
笑い死ぬかもだなあ。
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まあ、しかし、
発行後2年たってもこうして
なんか言いたくなる『裁縫女子』って
イイ本なんですね〜。
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コウ手芸部の活動報告は、
FB裁縫女子宣言!で!
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FBページで裁縫女子2(仮題)自主連載中!
第1章「帰って来た裁縫女子」
第2章「麗香裁縫学院」
第3章「裁縫と良妻賢母」
第4章「明治のコスプレ女子」
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pixivワタナベ・コウでも
裁縫女子2(仮題)とかいろいろ投稿してます。
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「ワタナベ・コウの【ひとりおしゃれ工房】」では、
「『裁縫女子宣言!』を作ろう!」を公開中。
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【『裁縫女子』(リトルモア)のインタビューなど】
●雑誌『hito(ヒト)』3号
●歌人の枡野浩一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111
●写真家の大野純一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi
●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35
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(発行:日本文芸社/
企画:エム・エム・クリエーション/
編集協力:ツルシカズヒコ)