コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第592回 One Hundred Famous Views of Edo

自分へのクリスマス・プレゼントに注文しといた
『Hiroshige: One Hundred Famous Views of Edo』が
届きました↓

20131218_ph02

表紙の紙は、
絹布に模してあるみたいで、
そこに印刷されてるグラデーションがスゴい。

本物見たことないくせに、
腕のある版画刷り職人が
刷ったみたいなグラデじゃん!
と思う感じ。

フォトショのいかにも機械なグラデ機能を
改めて、クソだな、
改めて、機械って人間の手に劣るのな、
って言ってやりたくなる感じ。

ああ、もお、これだけで
4千円払って惜しくない感じ。

別の本、検索してて偶然見つけたんだけど、
これ、欲しかったんだよねえ。

これの大判のがあって、
ケタが違うお値段なのであきらめてたんですが、
廉価版が発売されていたとは!

電書にもなってるみたいなんで、
一瞬、迷ったけど、
これは紙を買って正解だったな。

なんたって造本が素晴らしい!!!!
紙の本てのは、目で読む本なんだ、
と改めて実感。

木製カバーを模したハードカバーに、
「トグル」(←裁縫のセンセだからな)
つきだよ!

20131218_ph01

そして、和本のとじ、だよ↓

20131218_ph04

中身の紙も
和紙を模したものらしく
超素敵なんだが、
色も、
たぶん(本物は一部しか見たことないけど)
忠実に再現されてると思われる
フォトショじゃ作れない
(あたりマエダのクラッカー)
ヒロシゲ・カラーを、
見て、触って、嗅ぐことができるのだよ、
キミ。

20131218_ph03

いや、別に、触感や匂いが
あるわけじゃないんだけどさ。

そんな気がして、思わず
ヨダレが垂れそうになるくらい
素敵な色!
素敵な構図!
素敵なデフォルメ!
あるいは素敵なウソ!

それらを4千円台で目の前に置けるなんざあ、
日本の出版社では考えられまへん。

ここは、悔しいが、
グローバリズムに負けた、
と言うしかないな。

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