第867回　ふんどし一丁の「鏡獅子」

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2014-10-16（木）

東京藝大美術館で
「台湾の近代美術」と
「平櫛田中コレクション」を
観て来ました。

平櫛田中（ひらくしでんちゅう）は、
国立劇場にある（永久貸与されてるらしい）
「鏡獅子」で有名な彫刻家ですが、
あの「鏡獅子」の試作である
ミニサイズのと、もうひとつ、
モデルになった六代目尾上菊五郎が
ふんどし一丁で隈取りしてる姿のが
藝大の美術館にあるんですよ。

（↑今いちばん使ってみたい調味料）

「鏡獅子試作裸形」は
ちょっと、奥さん、
スゴいわよ〜。

まあ、ほかの作品もすべて
木を彫ったものとは思えぬ
ナマナマしさがあるんですが、
「鏡獅子試作裸形」はスゴい！

昨年死去した十八代目中村勘三郎が
そこに立ってるみたいに見えますから。

モデルの六代目尾上菊五郎が、
十八代目勘三郎のおじいちゃんなので、
ソックリなんです。

（↑寒がりのポチ次郎に
今いちばん作ってあげたいのがコレ）

いや、ホントはねえ、
上野の森美術館の北斎展を
観に行ったんですよ。

けど、ものすごっい人で！

案内の人が「20分待ち」って言ってたけど、
どうかなあって感じでしたね。

そして、客の平均年齢が高い高い。

だから、
黒っていうか茶色っていうか
そういう色の固まりが、
上野の森美術館に近づくと
ヤな感じで目に入ってきたわけよ。

おいおい、もしかして、
並んでるのかよ、平日だよ、って。

（↑縫わないから「裁ほう上手」なわけねw）

いやあ、あの年寄りだらけ
4列ギュウギュウ並びの中に
ジイッと30分並んでいるのは
耐えられそうになかったね。

即あきらめて、
観覧無料の藝大美術館のほうに
切り替えましたよ。

結果、こんな機会がなけりゃ、
観られなかった「鏡獅子試作裸形」が
観られたってわけですね。

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