第1221回　刺繍ハギレの数寄屋袋（すきやぶくろ）

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2015-09-23（水）

手芸部中にチクチクしてた
刺繍ハギレを寄せ集めて
パッチワークしたもので、
数寄屋袋（すきやぶくろ）を作ってみました↓

わが手芸部にもお茶を習っている
という方々がいらしてますが、
数寄屋袋は、茶道で使うハンドバッグ
のようなものですね。

ちなみに、数寄屋とは、
安土桃山時代に出現した
おもに四畳半以下の茶室のこと。

数寄屋袋、
検索するとかわいい柄のが
たくさん売ってて、欲しくなります。

こちらは珍しい水色の地の
羊ちゃん柄の数寄屋袋↓
これはポップだ！

豊臣秀吉の陣羽織にも
使われているらしい文様、
獅噛鳥獣文錦の数寄屋袋↓

↑ライオンが獲物に襲いかかってる図は、
スキタイ民族の文様なんだとか。
最近、文様に興味持ってるんで、
こういうのいいですねええ。

数寄屋袋などお茶用の袋物を
作ってみたい方には、
『茶の袋物ー手作りを楽しむ』が↓
おすすめです（手縫いが基本ですよ）。

袋物作りの基礎から必要な用具、材料まで
とてもていねいに解説されています。

↑この本見てると、
仕覆（しふく）を名物裂（めいぶつぎれ）で
作ってみたくなるけど、
入れる中身のほうを
所有してないからなあ（苦笑。

刺し子本の古典
『かんたん刺し子の袋物』にも↓
かがり縫いで簡単に作れる
数寄屋袋の作り方が掲載されています。

ちなみに、↑こちらは、
29歳のワタナベ・コウが
作り方イラストを担当しています。

むっちゃ下手くそなイラストは
見たくないんだけど（泣、
この本の仕事をしたおかげで、
刺し子とか日本の袋について勉強できたので、
愛すべき本です。

（と言いながら、
てっきり捨てたと思い込んでいて、
あるとき、ひょっこり出て来たときは
感激した）

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@watanabe_kou からのツイート
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2014/10/21に開催された、
ワタナベ・コウの和光大学での講演
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス」の、
当日配布資料のpdfファイルです↓
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス

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●雑誌『hito（ヒト）』3号にインタビュー掲載

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』（リトルモア）書評↓
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