第1477回　レース生地、素材もちょっと気にしろよ

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-06-09（木）

今日のコウ手芸部、
洋服コース３年生のKさんが、
「filerフィレ」さんのレーシーブラウスを↓
完成させて着て来ましたよ〜！

素敵、素敵、きゃあ素敵!!!!
でした。

身長Lサイズ、上半身Sサイズ（わう！）
ヒップLLサイズのKさんなので、
Lサイズキットの型紙を
少々補正して使っています。

お裁縫教室に通っていると、
自分の体型に合わせた型紙の補正も
お勉強できていいですねえ（笑）。

さて、今年は、レースものが
流行っていますね。

というわけで、
今日のビジュアルリンクは、
「ヨーロッパ服地のひでき」さんのメルマガから
レース生地を３種類。

レーシーブラウスは、
笹塚、下北沢あたりでもよく見かけますが、
多くが、前だけレース、後ろだけレース
ですよね。

上記「filerフィレ」さんキットのレーシーブラウスは、
身頃も袖もぜぇんぶレースなので、
とってもゴージャス。

Kさんは、
ウルトラマリンブルーのリネンで作った
ガウチョパンツで、
カジュアルに着こなしていましたが、
ブラックアイテムと組み合わせれば
フォーマルにも使えます。

問題があるとすれば、
ミートソースとかナポリタンとか、
トマトソース系パスタを食べるときに
着ないことでしょうか（笑）。

さて、
成長を望む裁縫女子のみなさんは、
レース生地を買うとき、
素材もちょっと気にしてみましょう。

（どの生地でも常に言ってるんだが、
ちっとも気にしやしねえ……）

ちなみに、
「filerフィレ」さんのキットのレース生地は、
キュプラ×ナイロン、ですよ。

Kさん、ちゃんと、見てたかなあ。

キュプラ×ナイロンレースの
身頃、袖、全部使いのキットで、
3,000円台は、スゴいですねえ。

既成服でこの価格がありえたとしたら、
労働力超搾取！は言うまでもなく、
レースはポリエステルでしょう。

あるいは、レースの模様が、
なあんかいまいち。

あるいは、盛り上がり（凹凸）がない、
でしょうね。

レースは、
盛り上がりと価格が比例します。

厚みのあるレースは、
コットンやキュプラ、レーヨンを
使ったものが多い。

キュプラは裏地の素材として
名前を聞いたことがある人が
いるかもしれませんが、
裏地も安いのはポリエステル、
あら、これ高いのね、と思ったら、
キュプラですよ、たぶん。

キュプラは、
コットンの風合いを模倣しているので、
肌あたりがサラッとしています。

レーシーブラウスを作るときは、
レースを別布と重ねて作りますが、
上記「filerフィレ」さんキットは、
別布に綿ローンを使っています。

別布に適するのは、
綿ローン以外には、
薄手の天竺ニットもよいと思います。
クール加工されたニット地だと夏向きですね。

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