コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1534回 ベンベルグと地図イラストの、思ひ出


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「ホビー家コテツ」さんのメルマガで、
リバティとベンベルグのコラボ生地が
あることを知りました。

ベンベルグは、
旭化成の登録商標で、
素材はキュプラ。

キュプラは、
コットンから作られた繊維です↓

●ベンベルグ裏地の特長

リバティコラボのベンベルグは、
高価だし、柄のデザイン性が高いので、
コートとかの見せられる裏地として
使うのが適すと思います。

別に裏地にしか使っちゃいけない
ものではないので、
ブラウスやキャミソールワンピ、
チュニックなどのアウターを作るのに
使ってもいいでしょう。

ただし、ミシン針は90番、
ミシン糸はシャッペの90番か、
ファインにしましょうね。

さて、
ベンベルグと言えば、
コウ先生はイラストレーターとして、
20年くらい前に
ベンベルグの宣伝用イラストを
描いたことがあるんですよ。

イラストは、こんな看板になって↓
当時、全国の手芸店、生地店に
ブラブラ下がっていました。

(今も下げてる店があるのを
私は知っています)

20160806_ph06

↑女の子のイラストの背景は、
綿花畑のつもりなんですが、
当時はインターネットも普及しておらず、
綿花畑の実物をナマで見たことがなかったので
(今もありませんが)、
資料の写真はもらったんですが、
イメージが膨らまないというか、
結局、うまく描けなくて、
とはいえ、オッケーが出たので、
自分ではなんだか気に入らない絵として
残っています。

看板用のイラストといっしょに、
ベンベルグのあれこれを描いた
冊子用のイラストもたくさん描きました
(お金はたくさんもらいませんでしたw)。

当時は、著作権の認識が低かったんでしょう、
冊子からコピーしたアタシのイラストが
手芸店の裏地コーナーにベタベタ
貼ってありました。

見るたび「金くれ」と思ったものです。

(今も、都内某手芸店には
貼ってあるらしい)

そんなことを思い出すと、
私がイラストレーターとして
雑誌に絵を描いていたころは、
雑誌の数がスゴかったし、
読者も多かったので、
仕事自体もたくさんありました。

特に需要が多かったのが地図イラスト。

地図って、ただ単に絵がうまいだけでは
描けないものらしく、
また、描き文字が入るから
描き文字の下手な人
(イラストレーターにわりに多い)
には頼めないということで、
地図が読めるオンナ(笑)で、
描き文字が得意なワタナベ・コウさんの場合、
地図イラストの仕事はたくさんありました。

ちなみに、ポチさんとの出会いも、
『週刊スパ!』の編集者だったポチさんに
香港の旅特集ページの地図イラストを
依頼されたのがきっかけなんだよ。

それから、若い女の子の雑誌用に
いちばんよく描いた街は、
原宿なんですが、
自分自身も当時は原宿大好きで
よく遊びに行ってたので、
描くのは楽しかったんだけど、
自分が描いた地図イラストが
切り抜かれて貼られていることが多く、
「金くれ」と思いながら眺めてました。

地図ナビのない時代のお話ですなあ。

今も地図を描くのは好きですね。

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