第1535回　ゴンゴン言うタイプライター生地

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-08-07（日）

今日のコウ手芸部では、
注文の多い同世代（笑）こと、Sさんが、
タイプライター生地で
後ろタック入りワンピースを
製作しておりました。

タイプライター生地は新しい生地だと
思っていた、と言った人がいましたが、
20年前には確実に存在していました。

高級アウトドアメーカーの
ダウンジャケットに使用された
ガサガサしたあの生地が
タイプライターなので、
30〜40年前くらいからあったかも
しれません。

タイプライター生地は、
ものすごく目が詰まっています。
薄いけど固い、というか。

丈夫ですが、シワになります。

そのシワがかっこいい！
ってことになってもいるようです。

最近、人気の、
コクーンシルエット、というか、
タックをたたんだりして
プクンと膨らんだシルエットを
出したいときには適する生地ですね。

それから、
目が詰まっているので、
ミシンをかけるときは、
ものすごくゴンゴン言います。

ミシン目の跡も、
ラミネート生地みたいに残ります。

縫い直しは極力しないように
仕立てないといけない、という点では、
初心者向け生地ではないですね。

厚さはいろいろあります。
40タイプライターとか80タイプライターとか、
数字がくっついていたら、
数字が小さいほうが厚手です。

薄手のタイプライターは、
シャツが適します。

中肉から厚手は、
ワンピース、パンツ、ジャケット、コートなど。

いちばんかっこいいのはコートだと
コウ先生は思います。

ガウチョパンツに使われている場合もありますが、
やせている人用のガウチョに
タイプライター生地は適しますが、
そうでない人用のガウチョを作るには、
幅広のシルエットを保持してしまうので
不向きだとコウ先生は思います。

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