第1763回　生まれたばかりの女の子

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2017-07-12（水）

臨月ギリギリまで通っていたAさんから
写真つき「生まれました」メールが
届きました↓

手芸部で作った2枚目のおくるみを
（まだ、おくるみとして使うには
小さすぎるからね）
ブランケットにして
生まれたばかりの女の子が
スヤスヤと眠っております。

なんてHappyなビジュアルなの！

縫いつけるのに苦労した
ポンポンレースが、
とっても写真映えしています。

がんばってつけてよかったねえ。

王冠もAさんが刺繍したんですよ。
家庭科以来の刺繍ということでしたが、
上手に出来てるでしょう。

母親学級でお裁縫の宿題が出て、
ほかのママたちが、
あまりに平然としている姿に
ビビったことが、
コウ手芸部参加の理由でした、
とAさんは告白してくれましたが、
メールには
「お裁縫がこんなにも楽しいとは意外でした。
今度は、子どもの服や、将来的には
自分の服を作りたい」
と書いてありました。

コウ先生、大感激！

ちなみに、
母親学級のお裁縫の宿題は、
だれもやってこなかった！
というオチがあります。

平然とした顔つきに
「みんな、フツーに縫えるんだ」と
Aさんは思ってアセったということでしたが、
「実は、みんな、出来なかったんですねえ」
と笑っておりました。

Aさんのそんな誤解がなかったら、
Aさんの人生に「楽しい裁縫」は発見されなかった……。

ま、結果的にはよい誤解であったと。

スタイを複数枚、
おくるみを複数枚、作りながら
手縫いとミシン縫いをレッスンした
Aさんでしたが、
ベビーものはダブルガーゼで作ることが多いので、
「ダブルガーゼって難しいんですね」
とも言っていました。

余談ですが、
上野動物園のパンダの赤ちゃんの映像を見て、
お裁縫好きの多くが目を止めたであろう
「パンダとパン」のダブルガーゼ生地、
私ももちろん目を止めました（笑）。

あれは、縫ったりはしてない
「お布団」だったんでしょうか。
撮影小道具のひとつだったのか。
ちょっと気になった。

ダブルガーゼは、
柔らかくて肌触りがいいし、
ベビー向けの色柄も多いので、
ベビーものには適すんですが、
まっすぐ切ったり、
まっすぐ縫ったりするのが
初心者にはちょっと難しい素材です。

ま、あまり細かいことを気にしないで
作業するのが対策のひとつかと思いますが、
「まっすぐ切れない」対策としては、
おくるみのように、
真四角のものであっても、
製図用紙で型紙を作って裁断するのが
いいでしょう。

布に直接、線を引いて裁断するのが
早いような気がするでしょうが、
布にまっすぐ線を引くというのは、
なかなか難しいものです。

スタイやおくるみなどは、
布違いで複数枚作りたいものでも
あるでしょうから、
型紙を作っておいたほうが、
そのつど線を引いて裁断するより
型紙を使うほうが断然ラクで早いです。

型紙をちゃんと作っておく、
というのは、
大人の洋服でも大事なことです。

慣れてくると、
前に作った洋服の型紙を
別の洋服の形にアレンジする作業を
おこなうようになりますが、
その場合も、
どんなに少しのアレンジでも、
型紙を新たに作っておくほうが
のちのち便利ですし、ミスを防げます。

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