コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1877回 より自由で、より広い視野へ
1週間前、
「本と話題」コーナーで、
『ワタナベ・コウの日本共産党発見!!』を
紹介してもらった「しんぶん赤旗」の
今日の書評ページの
「書架散策」コーナーに、
辻まことの『山からの絵本』が
紹介されていて、
おっ、と思って、
思わず赤線を引いちゃいました↓
どうして「おっ」なのかと言われると、
うまく説明できませんが、
「赤旗」の紙面で辻まことという文字を
見るとは、その組み合わせが、
なんかちょっと意外だった。
紹介していたのは、
ドイツ文学者の池内紀(おさむ)さんで、
紹介文のタイトルは、
「より自由で、より広い視野へ」。
初版は60年代だったと思うので、
池内さんは20代くらいで読んだのでしょうか。
紹介文の締めくくりは、
「人の世に酸欠ぎみになると、
辻まことをひらいて深呼吸する」
でした。
失礼ながら、
池内紀さんは、
名前のみしか存じ上げず、
エッセイなど短文を
新聞で読んだことがあるくらいで、
ご著書は読んだことがありません。
自分が好きな作家の本を
「書架」に所蔵している人の著作は、
読んでみたくなりますね。
で、プロフィールを確認したら、
東京外国語大学卒業!
さらに親近感を持ちました。
今度、池内さんの本を読んでみます。
辻まこと本の中で私が好きなのは、
池内さんが紹介文の中で
「もっともこの人らしい風刺画文集」
と書いている『虫類図譜』(ちくま文庫)。
これはヘンな本です(笑。
辻まことの評伝としては、
『山靴の画文ヤ辻まことのこと』
(駒村吉重著 山川出版社)が
おすすめです。
ちょっと変わった辻まこと本としては、
『無想庵物語』(山本夏彦著 文集文庫)
でしょうか。
山本夏彦が辻まことと
「親友」だったことも
意外な組み合わせのように
私には感じられましたが、
二人の交流の歴史が興味深く、
その後景には侵略戦争に突き進んだ
日本の姿があるわけですが、
そうした時代に20代の若者として
生きなければならなかった人たちのことを
想わずにいられない本でした。
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