コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第2002回 フレンチコーデュロイのカーペンター・パンツ


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今日のコウ手芸部では、
指導の合間にコツコツ縫い進めていた
コウ先生のマイ・ダーリン用
カーペンター・パンツが完成しました↓

カーペンターとは大工さんですから、
かなづちやくぎなどを入れる
ポケットがたくさんついているのが
特徴です。

生地はこちらの↓
フレンチコーデュロイのグレージュ色。
ポリウレタン3%のストレッチです。

↑こちらの生地は、134cm幅ありますから、
170cmやせ型男性のパンツを作るのに
必要な量は1.5mです。

このカーペンター・パンツの型紙は、
24年前の雑誌の連載用に
つくったものです。

マイ・ダーリンことツルシくんは
24年前と同じ型紙が使えるという
脅威の体型保持者なわけですよ。

ちなみに、24年前の雑誌記事はこちら↓
(イラストのコウ先生が面長!
しかもベレー帽じゃない!)

カーペンター・パンツであることは、
写真ではよくわかりませんが、
解説ページが別にあって、
詳細に構造を紹介しています。

使用している生地はカラーデニムで、
コスモテキスタイルという
当時、ピンクハウスのデニム生地を
作っていたテキスタイルメーカーさんの生地。

色がとっても微妙できれいなカラーデニムで、
着用を続けたあとの色落ち具合も
いい感じのものでした。

そして、この連載は、
基本のパターンをアレンジして
もう1アイテムをデザインするという企画
でしたので、基本のカーペンターを
アレンジして太畝コーデュロイの
ニッカーズタイプも作りました↓

男児用のニッカーズも↑
(男の子はモデルちゃんです)

媒体は、文化出版局が発行していた
ソーイング雑誌『サマンサ』で
「ワタナベ・コウのホーム・オム・
ソーイング」というメンズ服の連載。

モデルをツルシくんにつとめて
もらっていたのですが
(デザイナー本人が着るとか、
夫が着るとかの企画がはやっていた)、
当時、ツルシくんは『週刊スパ!』
編集長ですから超多忙。

寝ないで土日の早朝とかに、
新宿とか青山とかのど真ん中で
撮影していました。

文化出版局は、撮影スタッフが
超豪華なので、
私ごときの連載でも
カメラマン、メイクアップが
当時の超一流スタッフで、
スタイリング用品も有名ブランドから
借りてきますので、こんな素敵なページに
なっていたわけですね。

いやあ、今見てもほれぼれする出来で、
90年代という時代感があふれていますね。

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