コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第2001回 12月は30日までレッスンします
いやいや、6歳から70代まで、
いろんな人が参加しているコウ手芸部です。
明日から12月ですが、
レッスンはいつまでですか?という
問い合わせの時期になりましたので、
ここでお知らせしておきます。
12月は、10日、11日、20日、21日が
お休みで、30日までレッスンします。
*
裁縫の基本を教えてほしいという方の
申込みが増えています。
みなさん、実にさまざまな事情で
参加されるので、
狭い社会しか知らない私にとって、
大変、社会勉強になります。
最も多いのは、「できないのに
教えなくてはいけなくなった」
というもので、この背景には、
「教育問題」が透けて見えますが、
それはまあ、ここでは置いておいて。
*
最近、とみに増えているのが、
「できないと日常生活が困るから」
というものですね。
今日、初参加のAさんも、そのパターンで、
縫い目がほつれたりしただけで
(直せないので)服を捨ててしまう、
これではいけないと思った、
というのが参加の理由。
縫い目がほつれる、といえば、
介護施設で働いている方が、
裁縫の基本を教えてほしいと言って
参加したことがありました。
施設では、
利用者の服の縫い目がほつれると
親族に連絡するんだそうです。
「すぐに行きます」と言って
みなさん、なかなか来ない。
同僚がガムテープで貼って修繕し、
あんまりだと思った。
自分でチャッチャッと修理して
あげられるようになりたい、
と話してくれたのでした。
*
しかし、みなさん、よく言うセリフが、
学校でこういうことを教えてくれたのか
記憶にない、
本当に教えていたんですかね、
というもの。
まあ、実際のところ、
私も家庭科で教わった記憶はなく、
私の場合は、祖母からすべて教わっていたから、
学校では苦手な子のを手伝っていたくらいで……
と答えると、
そうそう、できる子は学校の課題なんか
簡単だからさっさとやってすましてるんだけど、
じゃあ、できない子に先生が手取り足取り
教えてくれるかっていうとそういうことはなく、
そのまま、差が開いたままになっちゃって……
みたいな話もよく聞きますね。
ま、先生には先生の言い分はあると思いますが。
*
現役の「生徒」さんたちから聞いた話では、
いまどきの「家庭科の先生」は、
You Tube を見せるだけ、
って先生もいるらしいですね。
なるほど、その手があったか、
とも思いますが。
そして、「あの先生、ほんとは
(裁縫が)できないんだって
みんな、言ってる」と。
「子どもは正直で残酷なので、
ぜひとも完璧に出来るようになりたい」
と言っていた(いる?)先生も
いた(いる?)なあとか。
いやいや、学校の先生も大変ですなあ
(他人事)。
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