第2249回　タイムマシンで20代の私が？

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2020-07-27（月）

６月からコウ手芸部に参加中のHさん
（東京外語大の35年後輩！）が、
先日、愛犬ライチさんの服を完成させまして、
写真を送ってくれるということで
ようやく届きました↓

2人ともとってもかわいい！

ご覧のように「おそろい服」ですが、
人間服のほうは手作りではなく、
ロング丈だったシャツを短くして
カットした部分で犬服をつくったのです。

「おそろい服」をたくさん作りたい
ということなので、今後も、
長い丈の人間服をカットして
犬服をつくる手法でいきたい
ということでした。

さて、ちょっと余談ですが、
Hさんは初参加のときに、
「コウ先生と私は共通点があります」
といいました。

何だろと思ったのですが、
同じ大学ということで、
あらそうなの、と思ったわけですが。

ところが、なんと、共通点は
それだけではないのがミソで、
中退まで共通点でした。

「それは真似しないでいい（笑）」と。

彼女の手芸部参加理由は、
「インターナショナルだったので
家庭科の授業がなかった。
ソーイングがまったく、
ホントにできません」でした。

しかし、とすると、ですよ、
インターから日本の国立大学に進学ってすごいよ。
いやいや、かなり勉強したと思います。

それを中退って「もったいないじゃん！」と。

自分がかつて散々いわれた
「もったいない」をウン十年後に
誰かにいう日がこようとは
人生って不思議。

とはいえ、初参加時には、
就活中だったHさん（この春、中退したばかり）も、
速攻で就職先が決まったところは、
さすがに、腐っても鯛ならぬ、
中退しても外語大、でしょうか（笑。

そして、現在、仕事が超面白い！
充実している！
ソーイング含め、新しいことをいくつも
勉強できてて、今がすごく楽しい！
というので、私もなんだかうれしい。

同時に、「大学ではなにも学ばなかった」
というので、これまた当時の私と
まったく同じセリフで
困ってしまうくらいなんですよ。

大人になったいまは、
そんなことはなかった、
大学でもたくさん学べることはある、
と思っているよと。

まあ、かなり苦しい
「大人語」な気もしなくはないけど、
いまの私は、せっかく入った国立大学、
卒業したほうがいいよ、と若者には
いってますよ。

いや、大学は、在籍できるだけ
在籍したほうがいいかもしれません。

いやいや、私の頃の国立大学は
年間学費が10万円台という、
中流家庭でも大丈夫な金額だったんですが、
いまや、60万円近くですからね。

めいっぱい在籍ってわけにもいかないかー。

いや、ほんと、タイムマシンで20代の私が
目の前にあらわれたかのような、
彼女のセリフに驚きつつ、
目を細めています。

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