コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第2436回 型紙&ゴミなし!カシュクールを作る
酷暑お見舞い申し上げます。
コウのSEWチャン第12回は、
廃棄ゼロソーイングに挑戦する2回目、
「型紙&ゴミなし!
カシュクールを作る」
にしてみました↓
コウ先生着用の
カシュクールの生地、
インド綿ボイルはこちらで↓
買えます。
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ボイルは、
炎暑の国インドの織物だけあって、
涼しいです。
手縫いで仕立てていた時代のものですから、
機械であるミシンよりも
手縫いに向く布です。
なので、ボイル生地は
ミシンでの仕立てがやや難しいかな。
ま、しかし、ふんわりしている分、
「失敗」が目立ちにくいともいえるし、
巻いて着る衣服はデザイン的に
「粗」が目立ちにくい。
気楽にチャレンジしてもらえると
いいかなと思うものの、不安な方は、
ボイルより厚みがあるローンが
いいのではないでしょうか。
また、今回は再び、
ZERO WASTE に挑戦した関係で、
表裏の区別がはっきりしている布は
不向きです。
といっても、
重ねて着るときの下になるほうに
使えばいいだけなので、
たいした問題ではありません。
無地を選べば問題はない、
とも言える。
それと、前身頃の合わせが
「きものと逆だわ、左前だわ」と
気になる方がいるかもしれないので、
念のため、書いておきますと、
カシュクールは「洋服」なので
(実用的な現代の衣服、と言うべきか)、
どっちが上でもいいんです。
つうか、
きものの「右前」(右を体に先に
くっつける、という意味)法則も、
719年(奈良時代)に
天皇が発した服装令によって
上から一方的に決められたものを、
いまだに守っているだけで、
機能性を重視したものではありません。
埴輪(はにわ)の着ているものが
「左前」であるように、
服装令以前は両方あったらしく、
服装令発布以降も、
どっちでも着てる人がいたらしい。
そんな自由な着方の時代もあったのに、
徹底されてしまったということは、
その間に、
いかに市民の物言えぬ時代があったか、
ということでしょう。
そういう時代への思いをはせる8月ですね。
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