ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
ヘヴィノベル
2012-07-22(日)
松本清張『小説東京帝国大学』(新潮文庫)。
いや〜、重い小説です。
時代は1902年ごろから1910年、
日露戦争から大逆事件、
そのあたりの日本の重いテーマを
扱った社会派小説といえるのでしょう。
なにが重いって、
テーマが天皇制だからね。
引用資料満載だから、
テンポよく読める小説ではありません。
松本清張の作品(小説)としては
失敗作だといわれているようですね。
そのとおりだと思いますが、
私はこれ好きだね。
今、ライトノベルが売れてるようですが、
私はこの小説をヘヴィノベルと命名しました。
ラノベに対するヘノベ。