ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
辻潤と小牛田駅と宮城県
新宿のJR東京総合病院で胸腹部の超音波検査、
いわゆるエコー検査をしてきました。
昨年8月に血尿が出て、それから半年後の定期検査です。
新宿駅から近く、院内もゆったりした構造になっていて、
待ち時間も短く、ストレスがたまらない病院ですね。
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辻潤に関する項目を書き足しているのですが、
神出鬼没の辻先生の年譜は骨が折れます。
私の故郷である宮城県美里町にあるのが小牛田(こごた)駅なんですが、
辻先生はこの駅にも降り立っています。
辻潤が精神を病んで練馬区関町の慈雲堂病院に入院したのが、1933年(昭和8年)。
翌年4月に同病院を退院した辻潤は、
石巻の松厳寺住職・松山厳王に招かれて同寺に滞在しています。
その際、松山住職が小牛田駅まで出迎えてくれて、
ふたりで鳴子温泉の姥の湯に1週間ほど滞在しているんですね。
つまり、上野から東北本線で小牛田まで来た辻潤と、
石巻線で石巻から小牛田に来た松山住職が小牛田駅で落ち合い、
そして陸羽東線に乗り、鳴子まで行ったということです。
ちなみに辻潤は宮城県に縁のある人で、
若いころ藤村操の自殺に影響されてひとり旅に出るんですが、
その旅先が白石、角田、塩竈、松島。
気仙沼にも辻潤の強力なサポーターがいて、
晩年、気仙沼にも滞在しています。
1941年12/8、真珠湾奇襲の報を聞き、
「日本必敗」を予言し「降参党万歳!」を叫んだのも気仙沼でした。
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