ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
大杉栄と辻潤
『大杉栄 日本で最も自由だった男』。
だいたい読み終えました。
鈴木邦男「大杉が見た自由な空」と題する一文に、
〈革命家とはコピーライターであり、編集者だと。〉
思うという下りがある。
〈この世界のことを大きく掴んでタイトルをつける。
現状をどう考えたらいいか、リードをつけ、小見出しをつける。
必要な部分は活字を大きくし、強調する。
不要な部分は情け容赦なく切り捨てる。
革命運動と同じではないか。〉
あるいは武田徹「大杉に寝取られた男の素顔」。
大杉栄と辻潤の「比較論」なのだが、終盤のこんな下りがいい。
〈無政府主義をも含むあらゆる「主義」から
自由であったのはむしろ辻の方だ。
野枝を寝たられた辻は、
大杉の思想を寝取った感がある。〉
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