ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
内田魯庵「最後の大杉」その5
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いよいよクライマックスになります。
〈九月の十六日の朝九時頃、
大杉は野枝さんと二人連れで、
二人とも洋装で出掛けるのを
家人は裏庭の垣根越しにチラと見た。
直ぐ近くの聖書学院の
西洋人だろうと思ってると、
丁度遊びに来ていた魔子も
後影(うしろかげ)を見ると
周章(あわ)てて
垣根の外へ飛び出したが、
すぐ戻って来て、
「家のパパとママよ」といった。〉
これが魔子と両親の
最後の別れになった。
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魔子はこのころ
大杉が外出する際は、
いつも一緒に出かけていた。
この日、そうしなかったのは、
魯庵の家で魯庵の子供たちと
遊ぶ方が楽しかったからだ
と言われている。
もし魔子も一緒に出かけていたら、
殺されていたとも。
クレヤン本誌11号で
ワタナベ・コウが
「ふりぃらぶ」という
伊藤野枝と彼女をめぐる
人々の漫画(34頁)を描いています。
これはワタナベ・コウが描いた、
魔子と両親の最後の別れのシーン。
↓
コウ画伯が描いた漫画では、
魯庵が大杉と野枝の姿を目撃した
ように描かれているが、
魯庵の文章を読むと
本人は目撃していないとも読み取れる。
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