ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
大杉栄&伊藤野枝 1923年9月13日
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※
「大杉栄&伊藤野枝の形見」に
大杉&野枝らが虐殺される3日前、
9月13日の夜、安成二郎が
大杉家を訪問したと書きましたが、
そのときの様子が
だいたいわかりました。
安成二郎が書いた「二つの死」
という小説の中に、
そのときの状況が書き
記されているからです。
「杉村」は大杉、
「たよ子」は野枝のことです。
〈二階で珈琲を飲みながら、
じっと家に引込んでいる杉村へ、
私は東京の様子などを話して聞かせた。〉
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この小説によれば、
大杉宅がある柏木(現在の北新宿)
あたりは震災から1週間ぐらいで
電灯がついたようです。
〈「銀座の真暗な焼野から帰って来ると、
ここらの田舎がまるで天国のようだ。」〉
銀座にある読売新聞社に
勤務していた安成がこう言うと、
〈杉村も明るい電燈を楽し気に見ていた。〉
〈たよ子も傍に腰をかけて、微笑していた。
彼女はもうお産が済んでいた。
彼等には初めての男の子で、
部屋の隅の揺り籠で
すやすや眠っていた。
たよ子は栗鼠のように健康で、
いつも十日と産褥にいなかった。〉
以上、1923年9月13日、
大杉と野枝が殺される
3日前の大杉家の夜でした。
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