ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
中村狐月は「伊藤野枝オタク」
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【伊藤野枝 1895-1923】
第92回「偶感」をアップ。
野枝は中村狐月のことを
理屈抜きに嫌いなので、
近づいて来てほしくないと言っている。
狐月には『現代作家論』
という著書があり、
あるいは野枝に公開で書いた
「野枝さま」という文章もあり、
それが近代デジタルライブラリーで
居ながらにして読めるのがすごいですね。
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読んでみると気持ち悪いから
近づかないでくれという
野枝の気持ちもよくわかるが、
狐月の言い分にも理が
なくはないと感じました。
私は狐月は「伊藤野枝オタク」だったと
推測しています。
1915年当時はまだラジオもなく
(ラジオ放送開始は1925年)、
マスメデイアは新聞と雑誌だけ。
そういう状況で野枝ほど
全国的に顔や名前が知られていた、
二十歳の女性はいなかったと思います。
『定本 伊藤野枝全集 第二巻』
(学藝書林)より
上の写真は『新潮』7月号口絵に
「伊藤野枝女史」として掲載されたもの。
一緒に写っているのは
長男・一(まこと)、2歳。
野枝は『青鞜』の編集長だったし、
他誌にも書いていたし、
新聞の記事にもされていた。
庶民性があって美人すぎないところは、
やっぱり今のAKBですね。