ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
伊藤野枝が洋服を着たのは1922年の夏だった
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生誕120周年【伊藤野枝 1895-1923】連載中!
第195回「茄子(なす)」をアップしました。
大杉栄「コズロフを送る」は、
やはり傑作エッセイである。
必ずしも入れなくてもいい、
兎の話を入れ込んでいるところが、
大杉の非凡さである。
当時の警察のディテールが
わかるように書いているのは、
大杉の意図だろう。
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「コズロフを送る」は
『東京毎日新聞』に連載されたが、
大杉の神戸行きの数日後に
連載がスタートしているので、
これはリアルタイムの
警察批判の意図があったのであろう。
近藤憲二が書いた
叢文閣社長・足助素一の文章もいい。
そしてもうひとつ注目したいのは、
この時点(1922年夏)で野枝が
ミシンで自作した洋服を着用していたこと。
大杉が京都の老舗パン屋さん
「進々堂」の創業者、
続木斉(つづき・ひとし)に借金したーー
という話もおもしろいですね。
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