ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
伊藤ルイと西光寺
2016年 謹賀新年です。
本年もどうぞよろしく
お願い申し上げます。
松下竜一『ルイズーー父に貰いし名は』の
精読を続行中です。
大杉栄&伊藤野枝の
長女・魔子(真子)と
四女・ルイズ(伊藤ルイ)の
生涯の対照みたいなものが、
この本の基調にあり、
それが切なく残酷でもあります。
ルイズの生涯も険しいものでした。
しかし、彼女は人生の7回表くらいから、
強い意志を継続し、自立し、
闘う人生を歩みました。
挫けそうになると、
母の強さを思い浮かべ、
自らを鼓舞していたようです。
一方、大杉が溺愛した魔子の生涯は
ちぐはぐのまま
ゲームセットになったようです。
福岡市の西光寺
↓
1980年代〜1995年ぐらいまで、
この西光寺に大杉&野枝の
墓石があったそうですが、
その差配をしたのはルイズでした。
おそらく大晦日の昨夜は、
このお寺で除夜の鐘を鳴らし、
参拝の人々で賑わったのでしょう。
西光寺はルイズの自宅の
近くだったそうですから、
彼女も西光寺の除夜の鐘を
聞きに行っていたかもしれません。
両親の墓参をかねて。
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